Taisuki Café

台湾が大好き♡

これぞ台湾の香り:旬なトレンド「地ビール」

台湾ビール事情

日本人が集まるとよく「あなたはアサヒ派?キリン派?」という話題になります(私はサントリーのプレミアムモルツ派ですが)。でも台湾のビールとなると「台湾ビール」以外のものを思いつくでしょうか。

少し前の話になりますが、2002年に台湾がWTOに加入してタバコと酒の市場を開放する前、台湾でお酒は政府による専売制だったので、台湾ビールのシェアはほぼ100%でした。

日本では近年地ビールのブームが起きていますが、台湾でも少しずつ地ビールのブームが始まりつつあります。WTOという黒船が台湾のビール市場を開放してくれたおかげで、台湾人も自分達だけのビールの味を作り出すようになったのです。

フルーツ王国とも言われる台湾で最もよく使われる味の一つが人気の高い熱帯のフルーツです。ライチ・マンゴー・パッションフルーツといった日本人が大好きな熱帯のフルーツのおいしさが地ビールの中に取り入れられていて、お土産にも自分用にもぴったり。

さらに、地ビールのラベルのデザインにはセンスがあって、手に持っているだけでファッションアイテムになってしまうくらいです(アル中のおじさんになんて見えないです)。もちろん友達へのプレゼントにもうってつけです。

地ビールのすばらしさを書いてみましたが、普通の缶の台湾ビールが美味しいかと聞かれれば、私は飛行機を降りた後に飲む缶の台湾ビールに勝るものはないと思っています……でも、週末の夜、優雅に地ビールを飲むのも三十歳の私にとっては小さな幸せなのです。日本の皆さんに台湾の地ビールを紹介しましょう!

☆南国の香りが溢れる:北台湾ビール(北台灣麥酒)のライチビール
(写真:北台湾麦酒提供)

台湾で初めて瓶ビールを製造した酒造で、ここ数年で台湾の多くのアーティストとコラボしたビールを造って有名になったのですが、数ある商品の中で最も有名なのが「ライチビール」です。

ライチはルビーのような色をした台湾の初夏のフルーツで、一度食べればライチを愛した楊貴妃が現代に生まれていたらよかったのにと思ってしまうほどです。当時はこんなにすばらしいライチは絶対にないし、「ライチビール」のような趣向をこらした商品もなかったのだから。

飲んで見るとビールの苦味はまったくなく、ライチの香りがあふれ、中華街のライチのような科学的な味もありません。枝に付いたライチがビール瓶の中に入っているような感じで、ビールが苦手な若い女性にも飲みやすいビールです。

【価格】:100台湾ドル
【ホームページ】:北台灣麥酒
【売っている場所】:カルフールJasons等の高級スーパーで買うことができます。お酒の専門店でも売っています。

☆古き良き時代の甘み:エールビール(臺灣艾爾啤酒)の米ビール、龍眼ビール
テレビを見ながらビールを飲むなんて、最高な休日の過ごし方。(写真:作者撮影)

私はビールが大好きですが、以前に飲んだエールビールは苦く、台湾エールビールにはあまりよい印象は持っていませんでした。しかし「米ビール」と「龍眼ビール」を飲んでエールビールに対して持っていた悪い印象が一変しました。

「米ビール」は台湾の穀物や白米、サツマイモなどを多く使用していて、昔家で食べた甘いお菓子のようなとても親しみやすい味になっています。砂糖の甘さではなく、スパークリングワインのような甘さがあって、今まで飲んだ中で最も上品なビールだと思います。

「龍眼ビール」は燻製された龍眼の香りがあふれ、ほろ苦さの中にもカラメルの甘さが引き立ち、おばあちゃんが作る台湾のデザートを食べているような懐かしさと新しさが融合した美味しさとなっています。この他にも文旦、コーヒー、マンゴーなど台湾フレーバーのビールがあり、どれも飲んでみる価値があります。

(注1)桂圓:リュウガンのドライフルーツ。燻製されることで独特の香りがする。

【価格】:75台湾ドル
【ホームページ】:台灣艾爾啤酒
【売っている場所】:Jasons

☆これこそ旬!台湾ヘッドブルワーズ(啤酒頭釀造)の24節気ビール
24節気ビール(写真:啤酒頭醸造提供)

最も成功した地ビールのブランドで、農暦の24節気に合わせた12のビールです。季節のイメージに合わせて台湾の農作物を組み合わせて季節に似せた感覚を作り出しています。

例えば「大暑」味には彰化產のジャスミンを加えて台湾の夏特有の花の香りを作り、飲んだときに台湾の暑い夏を彷彿とさせるといった感じで、台湾の四季が瓶の中に詰め込まれているのです。

【価格】:150~200台湾ドル
【ホームページ】:啤酒頭釀造
【売っている場所】:カルフールでも売っていますが、全種類は揃っていないので、お酒の専門店に行くのがよいでしょう。

☆芸術大学の憂鬱な少女系?イタズラ好きな女の子系?:ブルワーズ・チーム(A Brewers Team)の花花 Be floral・パッションナイト
(写真:作者撮影)

ブルワーズ・チームは台湾のビール界では特別な存在です。一つの会社ではなく台湾のフリーの醸造家が結成した団体で、どこの酒造にも属さない職人たちが共同で一つのブランドを作っているのです。そのため同じブランドに見えてもそれぞれのビールが全く異なる個性と特徴を持っています。

ここで紹介する「花花 Be floral」と「パッションナイト」は全く違ったビールです。「花花 Be floral」は芸術大学の憂鬱な少女のようなモクセイの香りがしつつもファンタスティックでもあり、はっきりとは分からない矛盾した味がします。

「パッションナイト」はいたずら好きな女の子のようで、苦いビールの中にパッションフルーツ甘い美味しさが加わり、甘さと苦さがいたずらに満ちた口当たりを作り出しています。

【価格】:ごめんなさい、忘れました。
【ホームページ】:ブルワーズ・チーム(代理店のフェイスブックです)
【売っている場所】:売っている場所は少なく、ビール専門店で探すのがよいでしょう。

結論:

アサヒなど缶ビールとどこが違うか説明したいところですが、実際のところそんなにたくさんは飲んでいません。

個人的には、地ビールを飲むのは雰囲気を飲んでいるようなもので、「あなたは飲んだことがないけど、私は飲んだことがある」といったような優越感を持つということなのです。地ビールは流通量が少なく高いので、買った後飲んでしまうのが惜しい気もします。

今回紹介した地ビールの入手方法ははっきりしない部分もあり、ここに行ったら必ず買えると保証するのは難しいです。次回台湾に行くとき、偶然にも地ビールに出会ったならば、そのチャンスを逃さずに買ってみて下さい。あなたが見た地ビールは台湾人でも買うのが難しい幻の商品なのですから。

寄稿者情報

ミルクフィッシャー

高雄出身、現在京都在住、OL兼近江の嫁。マイブームは阪神タイガース藤浪選手。

滋賀県出身、旅行会社に勤務。一番好きな台湾の食べものは虱目魚(サバヒー)。台湾に行くなら断然食べ物が美味しい高雄がおすすめ!

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