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一度ハマると抜け出せない魅惑の台湾小吃「鹽酥雞」

連載:日本女子の一人旅小吃

一度ハマると抜け出せない魅惑の台湾小吃「鹽酥雞」
ダイエットはしばし休戦!カロリー気にせず、好きなものを好きなだけ

台湾で初めて口にした食べ物を覚えていますか?

台湾旅行で…、台湾留学で…、台湾出張で…、など台湾に来た理由は様々あると思いますが、初めて台湾に降り立った時に第一口目にした食べ物は何だったでしょうか?
私は「鹽酥雞(いぇんすーじー)」でした。

2009年2月20日、中部国際空港発のCX531キャセイパシフィック航空台北経由香港行きの飛行機に乗って台湾を訪れたのが、今でも忘れない私の初台湾旅行でした。その時には、まだ遠距離恋愛中であった現在の夫を訪ねて来た旅でした。19時頃に桃園空港に着陸し、イミグレーションを抜けて、それから台北市内へ移動したらもう21時を回っていて、アパートの近くでまだ開いていた屋台で買った鹹酥雞が、私の記念すべき台湾第一食目。

今振り返っても初めて台湾で食べた食べ物が鹽酥雞だなんて、私は本当に台湾小吃の申し子なんだと思います(笑)

台湾人が愛してやまない小吃、「鹽酥雞」とは?

「鹹酥雞(しぇんすーじー)」、「鹽酥雞(いぇんすーじー)」と呼ばれる台湾小吃は、いわゆる「台湾版フライドチキン」です。一口大の鶏肉に衣を付けて揚げたもので、台湾ではおやつや夜食、そして食事としても鹽酥雞を食べます。「鹽」(鹹)は塩気や塩味、「酥」はサクサクとした食感、そして「雞」は鶏肉を指します。元々はフライドチキンが主でしたが、現在は鶏肉以外にも様々な食材が揃っていて、野菜や、豆腐、練り物など、とにかく「え?これも揚げるの?」という驚きの食材もたくさんあります。

台湾屋台グルメの定番で、店先にずらりと食材をのせた「鹽酥雞」屋台や、テイクアウト専門店が夜市や街中の至る所にあります。ざるとトングが用意されて、自分で好みのものをざるの中に入れていき、お店の人に渡すという注文方法も最初見た時はびっくりしました。

鹽酥雞の始まりを調べてみると、1970年代の台南で出来た食べ物と言われます。その時代、フライドチキンと言えば、ビニール手袋をつけてかぶりつくようなアメリカ式の豪快な大きなフライドチキンが主流で、女性はあまり口にしなかったそうです。そこで台南のとある夫妻が、鶏肉を食べやすい大きさに切って、揚げて、串で刺して食べるという現在の「鹽酥雞」スタイルを考案したところ、女性にも人気になったと言われます。

鹽酥雞と珍珠奶茶の「魔のコンビ」は超危険!

安くておいしい鹹酥雞は特に食欲旺盛、揚げ物大好きな学生や若者に人気があり、鹽酥雞屋台の前には、いつも人だかりができる人気ぶりです。台湾人の友人の話によると、台湾人のほとんどが大人になるまでの間に「鹽酥雞ブーム」を経験するのだとか。学校帰りのおやつに、塾帰りの夜食に、友人と出かけた時の食事に、とコッソリ鹽酥雞を買い食いしてハマってしまう時期が誰しも訪れるらしいです。大学から下宿を始めた時や、社会に出て一人暮らしを始めたタイミングで、ブームが訪れることもあるとか。

そして私にもありました「鹽酥雞ブーム」。私はそれに「珍珠奶茶(タピオカミルクティー)ブーム」も重なって、仕事で疲れた後に、夕飯の支度をさぼって、鹽酥雞と共に、珍珠奶茶を飲むのが至福の時でした。

おいしいフライドチキンに、デンプンたっぷり、砂糖たっぷりのタピオカミルクティー。その食事を続けていれば、どうなるかなんて目に見えていますよね…。なんと台湾に住み始めた1年で7㎏も体重が増えてしまいました。太るのは簡単、戻すのにはなんと4年もかかってしまいました。

しかし、「カロリーはおいしい!」、友達と話していてよくこんな言葉を口にします。そう、高カロリーなものっておいしいですよね。だからこそ、食材を揚げて調理する鹽酥雞はおいしいんです!外側がサクッとして、中はジューシーでホクホク。そして独特のスパイスを調合した調味料をからめて食べると何とも言えない美味しさです。台湾旅行に来た時こそ、ダイエットの事は忘れて、おいしい鹽酥雞を思う存分頬張ってみてもいいですよね!

鹽酥雞パラダイス「台灣第一家鹽酥雞創始總店」

鹽酥雞を思う存分楽しみたい!と言う人にオススメのお店「台灣第一家鹽酥雞創始總店」。MRT文湖線の大直駅2番出口から徒歩1分という立地の良さも嬉しいです。創業は1981年、台湾のグルメTV番組などでもよく取り上げられる、鹽酥雞の人気老舗店。

まずは店内のショーケースにびっしり並べられた、食材にびっくり!常時70種ほどあり、隙間なく食材で埋められ、圧巻の光景です。まさに鹽酥雞パラダイス!

そしてなんとこちらのお店では、注文はマークシート式!小吃にもハイテク技術を応用とはさらに驚きです。好きな食材選んで、数量のところを黒く塗っていきます。食材によって値段が異なります。書き終わったら、レジで渡してお会計。下に書かれている「大辣/中辣/小辣」は「辛口/中辛/ピリ辛」の意味で、辛いのが不要な場合は、ここはマークせずに渡してください。台湾の辛さレベルは高く、「小辣」でも結構辛いのでご注意を。
出来上がったらレシートに書かれた番号が、店内の電光掲示板に表示されます。

ついつい大量に買い込んだら、紙袋に入れられるほどのすごい量。1人なら3種類ほど頼めば、お腹いっぱいになるかもしれませんね。

鹽酥雞(フライドチキン)60元、雞蛋豆腐(卵豆腐)45元、雞翅(手羽)25元、炸皮蛋(ピータン) 25元、五彩湯圓(白玉)35元、炸麻糬(もち) 50元、甜不辣(さつま揚げ)35元、米血糕(豚の血とモチ米を固めたもの)35元、雞屁股(ぼんじり)35元、雞胗(砂肝)30元、高麗菜(キャベツ)50元、筊白筍(マコモダケ)50元、炸Oreo(オレオクッキー)50元

そんなものまで揚げるの?!とびっくりしてしまうものもありますが、私が台湾の鹽酥雞文化から学んだのは、「とりあえず揚げれば何でもおいしい」ということです。

たくさんあるメニューから、これだけは外せない!というのは、やはり看板メニューの「鹽酥雞(フライドチキン)」です。衣にトウモロコシの粉も混ぜることで、とてもサクッとした軽い歯ごたえになっていて、こういうフライドチキンをポップコーンチキンと呼ぶそうです。

ちょっと濃い目の塩加減にピリ辛味がお酒にもピッタリです。そして鹽酥雞で忘れてはならないのが「九層塔」の存在!九層塔は、台湾バジルと呼ばれるハーブで、鹽酥雞を揚げた最後に、台湾バジルを加えて一緒にサッと揚げます。鹽酥雞に香りが移って、味わいが増します。実はこの台湾バジルは、苦手と言う日本人も多い食材。これが鹽酥雞の決め手でもあるので、ぜひトライしてみてください。

そしてもう一つ、絶対に頼みたい食材は「甜不辣(さつま揚げ)」。これも鹽酥雞の定番食材です。もちっとした台湾風さつま揚げをからりと揚げています。外はサク、中はもちもちで食べだしたら止まりません。

紙袋に入った鹽酥雞を竹串で刺しながら食べると言うのがお決まりのスタイルです。このおつまみスタイルに片手にビールか、タピオカミルクティー。体重増加まっしぐらコースだけど、やめられないのは魅惑の台湾小吃、鹽酥雞の魔力ですね。

台灣第一家鹽酥雞創始總店
場所:台北市北安路530-1號(MRT文湖線大直駅2番出口より徒歩1分)
電話:02-2532-1591
營業時間:11:00 ~ 24:30

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寄稿者情報

MIKIKO
台湾在住6年。台湾情報を伝えるライター.ブロガーとして幅広く情報を発信。美味しいものや目新しいものが大好きで、台湾全土のローカルフードやトレンドグルメを食べ歩いている。台湾人よりも台湾のグルメ情報に詳しい、と言われるほどのくいしんぼう女子。

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